炸裂させる!
シャッドの使い分と出し所
こんにちはseabass-advantageです
今回はシャッドの使い分と出し所になります。
シャッドの動きの使い分
現在使ってるシャッドは2種類になります。
上がOSPハイカット、下がエバーグリーン スーパースレッジになります。
この2種類の使い分としては、ダート後の停止アクションになります。
ちょっと絵で説明するには無理があるので出来れば動画を見ていただけると
良いのですが、左右にダートする際に、即停止するのか、
スライドして停止するのかの違いになります。
ハイカットはダートさせた時に停止する。
スーパースレッジはダートしてスライド停止になります。
この違いは明確に表れる事も多く、どっちが良いとかでは無いです。
その昔は、スーパースレッジのスライドダートがまったくダメだった記憶があります
当時はシャッドと言えばラッキークラフトのベビーシャッド60でした。
このシャッドはダート後の停止が非常に優秀だったと思います。
なので釣れるのはベービーシャッド。
なぜか今は出番が無いのですが、今でも釣れるとは思います。
少し話がそれましたが、それぐらい停止の際のアクションは重要です。
今では各社いろいろなシャッドが出ていますが、それぞれの特性を把握した上で使い分けると良いかと思います。特性を把握することで明確に違いが把握できるかと思います
シャッドはリアクション
その昔はプリスポーンと言えばシャッドという位、定番だったと思います。
が、現在はほとんど、その効果を発揮してくれるケースは少なくなってしまいました。
単純にスレたのだと思います。
とはいえ、現在でも有効なシチュエーションというのが存在します。
一つは超ニュートラルな状態。
ベイトが多すぎてスモール自体にスイッチが入らないけど、ベイトに付いてるような状態=スモールが焦らなくても捕食出来てる状態になります。
近年はこのケースがもの凄く増えてきたと思います。
ベイトが居てスモールも付いてるのにライトリグは何やっても喰わない。
なんて時はシャッドのリアクションが効果を発揮します。
もう一つは、スモールが超狂ってる時。
状況が大きく左右するのですが、完全にベイトを荒食いしてるような状況です。
詳細は後述するのですが、リアクションでの勝負がライトリグをはるかに凌駕する時があります。
両方のパターンに言えるのはリアクションという事になります。
それ以外の通常の捕食スイッチ位では、なかなかシャッドは厳しいかと思います。
レンジ別使い方
2種類の使い分は先ほど説明した通りです。
それプラス重要になってくるのは同じレンジでもボトムタップする、しないになります
ここにハイカットとスーパースレッジを使う理由が明確にあります。
それぞれのルアーはレンジ違いが存在します。
ハイカットDRやウルトラスレッジです。
これは同一ルアーなのにレンジを変える事が出来ます。
ようはアクションの特性を把握しながらも
レンジコントロールが出来るという事になります。
これが、シリーズの強みになります。
それぞれのルアーをボトムタップした時としない時でも喰い方に劇的な差が出ます。
なので同一レンジで4種類のアクション変化でアプローチする事が可能になる。
なので、出来ればシリーズ化してるシャッドで、それぞれアクション特性は変わらず、
レンジだけ違うシャッドを揃えると自分で何を狙ってそのルアーを選択してるかが
明確になり、その日に釣れる狙い方が解ると思います。
タックルが変わると楽になる
一般的にはシャッドのタックルはML程度のスピングに
フロロ4lbってところかと思います。
この辺は個人差があるので正解は無いのですが、
大多数の方は上記に近いタックルで使われてるかと思います。
今回、お勧めしたいのはPEを使ったシャッドのドラッキングになります。
釣り業界全体からするとPEラインというのは、もはや欠かせない存在なのですが、
ことバス釣りに関しては、まだまだメジャーとは言えないかと思います。
バスオンリーでまったく使った事のない人も少なくないかと思います。
バスだとパワーフィネス位でしょうか。
PEの優位性は同じポンド数なら圧倒的に細く出来る点にあります。
例えば上図のPE0.6号なら約14lb程度の強度になります。この辺はメーカーでも違うので、詳細は使うメーカーを要確認なのですが、同じ号数のフロロだと2.5lb程度の強度しかありません。
あくまでPEは直線強度の話になりますので、そこは要注意です。
ラインの話をしだすと長くなるので別の機会に説明させていただきますが、
ここで言いたいのはシャッドのドラッキングにPEを使うと
劇的に楽になりますってことです。
例えば、0.3~0.4号程度のPEでも強度は十分あるので、
ラインが細く出来る=水の抵抗が少ないということ。
すなわちアングラーが超楽になるということです。
一日中シャッドのドラッキングをやった事のある人なら解る疲労感。
あれと、おさらば出来るのです。
当然、同じジャークも必要なく、軽くジャークするだけで
同じアクションが出せるわけです。
注意したいのは慣れるまでシャッドが潜り過ぎてしまうのと
リーダーは必須なのでノットを覚える必要がある点になります。
潜り過ぎ対策はPEを太くする、例えば0.6号程度にリーダー1.2号
なんて組み合わせがお勧めです。
この辺のセッティングは好みで良いかと思います。
あえての極細PEを使う事で楽勝で10mまで潜らせる事も可能です。
びっくりする位、変わると思います。
出し所
さて一番重要な出し所です。
近年シャッドはなかなか結果が出にくいルアーになりました。
が、シャッドが炸裂するシチュエーションがあります。
というより、シャッドが一番、効率が良い状況になります。
詳細に説明していきます
野尻湖には大きく分けて2種類の北風が存在します。
一つは12時前後から吹き始める通常の北風。
野尻湖では良く吹く風向きなので、通常の風速位では近年はスイッチは入りません。
野尻湖の風の当たる場所理論はもはや崩壊しつつありますが、
これが爆風となると話は変わってきます。
爆風の定義はバスボートでもステイさせるのがしんどい位の風です。
この時のスイッチの入り具合は尋常ではありません。
ライトリグはもはや何やってるか解らないです。
シャッドですら怪しいもんです。
こんな時はシャッドで入れ食いになる大チャンス!
なのですが、危険なのでまったくお勧めしません。
そうなんだ・・位で御理解いただければと思います。
これだと申し訳ないので、もう一つのパターンを説明させていただきます。
野尻湖のもう一つの風、真北からの風です。
こちらは常に吹く風向きではないので、風が吹き出したら
どっちから吹いてるかを気にして下さい。
もし、真北からの風であれば上図で見る左側の青線あたりを注目して下さい。
真北からの風によって通常では流れてこないワカサギが溜まるようになります。
通常では風裏になる場所にワカサギが集結することで、
付近のスモールがワカサギに狂い出します。
こんな時はシャッドチャンスになります。
これは爆風である必要がないので、比較的安全に釣りをする事が出来ます。
突き当りがキーになるのと、青線は潮目=流れのヨレになるので
ワカサギが溜まります。
潮目と突き当り。
この2点を意識して釣ってみて下さい。春なら爆発するシチュエーションです。
是非、試してみて下さい。
近年はなかなかシャッドで爆釣も難しくなりましたが、
使い分と出し所さえ押さえておけば炸裂させる事も可能です。
釣れ難くなったので以前に比べて、やってる人もずいぶん減りました。
逆にチャンスかとも思うので是非、挑戦してみて下さい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ハイカットシリーズとスレッジシリーズです。
それぞれレンジ違いなのでお勧めです。