今回は野尻湖スモールマウスバス アフター攻略
シークレットバージョンをお届けしたいと思います
スモールマウスバス アフターとは?
スモールマウスバスは産卵後、ゆっくり休みます。
と言ってもラージマウスバスに比べ、非常に回復が早い魚です。
1週間も休めば回復の為にバリバリ餌を捕食するようになります。
なので正確に言うとアフターから回復したバスを狙う事になります。
アフターバスのポジション
基本的にアフターのバスは縦ストにサスペンドしているとされてます
縦スト=縦のストラクチャー=立ち木だったりブイのロープだったり・・
要するに上下方向の何かしら身を寄せられる物と捉えていただければと思います。
ただこれ、一般論でして野尻湖に関しては少し違います。
野尻湖には沈んた立ち木は、ほぼ壊滅してしまいましたし、
スモールの習性なのか、ほぼボトムべったりで回復を待つ個体も少なくありません。
昔から言われているのがアフターは5mラインでイモグラブほっとけ。
これが野尻湖アフター攻略の王道パターンでした。
良く言われるスモールの拾い喰いなんてのもこの時期から始まる感じなので、
あながち間違ったアプローチでも無かったのですが、近年、大型の個体は別の行動をしている事が解りました。
アフター回復バスの行動2パターン
一つは上記に書いた通り、ディープ(って5m位ですが)に落ちるパターン
もう一つはそのまま行動だけ変えてシャローに居るパターン
今回の本題はこのシャローにいる個体の話になります。
アフターはシャロー
アフター回復のタイミングの頃はちょうどエビの産卵時期でもあります。
厳密に言うと、スモールがワカサギに夢中になっている頃、すでにエビは産卵を意識してシャローに上がってきています。
解禁間もない時期にシャローでデカいコイが回遊している光景を見られた方も少なくないと思いますが、コイは早春からエビを捕食しに回遊しています。
が、なぜかスモールは早春に関してはワカサギを選びます。
なのでほぼ早春のエビパターンというのは、ほぼ成立しません。
なのですが、ことアフター回復になると話は別になります。
アフター=へろへろなバスは遊泳力などたかが知れているエビを積極的に捕食しだします。これは大きな個体(45cmを超えるような)程、大きな移動をせずにシャローに居続けます。
居残ったバスはエビを探してシャローを回遊しだします。
出船したらいきなりディープに行くのでは無く、シャローエリアでバスを探してみて下さい。
うろうろしているスモールに出会えるはずです。
で、このスモールを狙う訳ですが、大事なキモがあります。
やりがちなのが、スモールの目の前にルアーを入れてしまう事です。
これでは喰いません。
このシャローにいるスモールはあくまで自分でエサを見つけたいのです。
なので、あらかじめスモールの遊泳方向を予測してばれないようにルアーを投入します。
上手いことスモールが近づいてきたらアクションさせてスモールに気づかせます。
ほぼ喰うと思います。シャローのスモールは自分で見つけたエサに関してはタメライなく喰います。
これが単体のスモールに出会ってしまった時の対処方法です。
次にスモールが見あたらない時にはコイを探して下さい。
コイは黒くて大きいのですぐに見つけられると思います。
コイはスモールよりもエレキに敏感なので近づく時はロングキャストで狙えるギリギリにして下さい。
そしてコイが砂煙を上げたらチャンス到来です。
コイのすぐ傍には高確率でスモールが居ます。
スモールが見えなくて良いので砂煙にルアーを投入して下さい。
これまた高確率でスモールが釣れると思います。
護岸打ち
アフター=縦ストって話は上記で説明させていただきました。
じゃ、野尻湖のとっての縦ストって?って疑問が湧きますよね。
野尻湖最大の縦ストは護岸になります。
護岸はアフター休憩場所と餌場を兼ね備えた素敵な場所です。
当然、エビにとっても絶好の隠れ家ですしエビも集結します。
スモールにとって行かない理由などあるはずもありません。
この護岸を回遊するスモールを狙うのが護岸打ちになります。
野尻湖の場合、護岸と言っても広大にあります。
なので、狙うべきは小さな流れ込みになります。
広大な護岸の中に小さな水はけ用のパイプが生えてます。
多少大き目な流れ込みから小さなパイプまですべて狙い目になります。
狙い方として重要なのが、護岸際ギリギリを狙う事です。
自分がフルキャストで飛ばせる距離を把握しましょう。
そしてギリギリの定義は護岸際0cmです。
このギリギリの解釈を護岸近くと捉えてしまうとまったく釣れません。
ギリギリ打てるかで天国と地獄の分かれ目になります。
しつこいですが、護岸付近ではダメなのです。
見事キャストが決まったらルアーを10秒程放置して下さい。
ラインが走るはずです。
釣れなければ回収です。10秒程度以上放置しても効率悪くなるだけでメリットはありません。違う流れ込みを狙ってランガンした方がスモールに出会える確率は上がります
バンクシャローの打ち方
バンクシャローにも当然バスは居ますので狙います。
が、シャローフラットと違って、バンクの場合は更に狙い方がシビアになります。
バンクの場合も岸ギリギリを狙うのですが、岸際から1mもズレればすぐ3mなんて場所も少なくありません。
なので、よりロングキャスト精度が要求されます。
オーバーハングなども狙い目ですが、なかなか入れ難いので温存されてるケースがほとんどです。実は野尻湖はリザーバー並みにキャスト精度が求められる湖でもあります。
野尻湖=ディープって思ってる人も多いので正確にキャストすればバクバクだと知る人は、まだまだ少ないと思います。
時期を間違えるとコバスラッシュになるのでその辺は要注意ですが。
自分の目を信じるな!
シャローの釣りをするにあたって野尻湖はクリアレイクなのもあってボトムが丸見え状態の場所も多いです。なので魚がまったく居ないように見えます。
これにだまされる人も多くてスモールは非常に見つけにくい魚です。
ものすごくサイト慣れしてる人でも見落とす位、見えてなくても魚は居たりします
なのでアフター回復のタイミングでシャローにバスが見えなくても気にせず釣りして下さい。突然現れてルアーをひったくるシーンに出会えると思います。
大丈夫です。スモールはちゃんといますから。
アフター第一陣を狙え!
スモールマウスバスは大きな個体程、季節を先行して行動します。
なので、シーズナルパターンの先取りをして狙う事でデカバスに出会える確率がUPします。
~パターンで釣れてる情報じゃ遅いです。常に先取りすることで、競合するアングラーも少ないですし、エリアも好き放題選べます。
目安は40cm前後しか釣れないと感じたらデカバスパターンとして間違ってると思って次のシーズナルパターンで釣りしてみて下さい。
きっとデカバスに出会えると思います。
お勧めルアー
最後にアフター攻略3種のルアーを紹介しておきます。
・ネコリグ
・イモグラブノーシンカー
・沈む虫
この3種があればいろんな状況に対応出来ると思います。
スワンプミニ
イモグラブ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
是非、参考にしてみて下さい。